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おいしい国産情報が探せる・見つかる

日本の「おいしい!」をさまざまな切り口でお届けしていきます。

11月25日

「国産」に精通する4人のFANバサダーが順番に、おいしい国産情報を紹介しています。

~岐阜・中津川で「和栗」を楽しむ~
公式マップ片手に「栗きんとんめぐり」

はじめまして。このたびFANバサダー(フード・アクション・ニッポン アンバサダー)に就任させていただきました里井真由美(さといまゆみ)です。普段はフードジャーナリストとしてテレビやweb、雑誌などメディアを中心に活動しており、デパ地下グルメやパンスイーツ、星付きレストランなど幅広く食べ歩きながら国産食材の良さを発信しています。
農林水産省では食料・農業・農村政策審議会委員を務め、甘味資源(お砂糖)部会委員でもあるので、このサイトでは甘味・和洋菓子を中心にご紹介できたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

岐阜県中津川市にて栗きんとんめぐり
岐阜県中津川市にて栗きんとんめぐり

JR中津川駅「栗きんとん発祥の地を記した記念碑」周辺
JR中津川駅「栗きんとん発祥の地を記した記念碑」周辺

●岐阜県・中津川市は、栗きんとんの発祥の地●
初更新では、日本の秋の実りの代表格「和栗」をご紹介します。私は和栗が大好物で、新栗が出る9月頃に岐阜・中津川へ行くことが恒例になっています。というのも中津川は「栗きんとん」発祥の地として知られ、中津川市街には老舗の和菓子屋が多くあります。毎年9月1日に新栗で販売が始まり、JR中津川駅前にある栗きんとん発祥の地を記した記念碑前では、9月9日・重陽の節句に神事も執り行っているそう。

栗きんとんめぐり公式マップ
栗きんとんめぐり公式マップ

そして駅には「栗きんとんめぐり」という公式マップがあります。 (社)中津川観光協会認定の和菓子屋14店が掲載されており、各店の栗きんとんを味わいながら、風情ある街が気軽にめぐれるようになっているのです。

栗きんとんめぐり公式マップを持って
栗きんとんめぐり公式マップを持って

マップは毎年8月後半に更新され、マップを持って街をめぐるのがとても楽しい〜!

栗きんとん
栗きんとん

栗きんとんと言うと、お正月などに食べる、甘いあんをまとった黄金色のイメージがあるかもしれません。私が栗きんとんの話をすると「栗きんとん、え?おせちの?甘〜いあの、きんとん?」というお声もよくいただきます。でも、ここで言う「栗きんとん」は少し違い、もっと素朴でもっと「国産和栗」のおいしさが楽しめるはず。新栗を蒸してつぶし、少量のお砂糖を加えたのみのシンプルなお味。茶巾のように仕立てたものが一般的な形です。

「栗きんとん」と「栗きんとんめぐり公式マップ」
「栗きんとん」と「栗きんとんめぐり公式マップ」

公式マップに掲載されている14店を食べ比べると、各店にそれぞれ特徴があり、それぞれおいしさを感じます。基本は「和栗+砂糖」ですが、滑らかさが秀逸なもの、粗めの粒が入っているもの、ホクホクしたもの、香りが濃いもの・・・「和栗」の味は繊細で独特の香りがあり、洋栗とは一線を画した上品さがあります。どれもが本当においしい。

最近話題となっている「びっ栗」!
最近話題となっている「びっ栗」!

栗の日本での生産量は、1位茨城、2位熊本、3位愛媛、そして4位が岐阜です。茨城が圧倒的に多く、上位3県で全体量の約5割を占めています。生産量こそ4位の岐阜ですが、古来より栗が豊富に育ち、「栗の郷(くりのくに)」として知られてきました。栗の実を細かく刻み砂糖を混ぜ丸めて食べたことが、栗きんとんの始まりだそう。商品化されたのは明治時代の中頃で、今では近辺に約13種の栗が育ち、栗きんとん用の栗も開発されているほど。栗の木の種類としては最近では「びっ栗」という、通常栗の倍ほどの大きい栗が実る品種も話題になっています。

栗きんとんめぐり公式マップ掲載店内にて
栗きんとんめぐり公式マップ掲載店内にて

公式マップ掲載全店をめぐるには、徒歩や車で1時間半ほどかかりますが、中津川駅から遠い2店以外は歩いても廻れ、特に駅近辺6店なら徒歩20分ほどでめぐれます。そしてどうしても街を巡る時間がない方には、最近ではお取り寄せも充実しています。ぜひ「国産和栗」のおいしさを栗きんとんで体感されてみてくださいね!

今月のFANバサダー
里井 真由美

全国47都道府県はもちろん、着物で世界20カ国以上食べ歩くフードジャーナリスト。世界レストラン体験のグルメ誌連載や、全国のお取り寄せ、デパ地下情報にも詳しくテレビ出演多数。
日本の食・食文化に精通し2015年ミラノ万博日本館公式サポーター、農林水産省食料・農業・農村政策審議会委員に就任。2016年パリ市とフランス観光開発機構から日仏友好に適したオフィシャルレポーターに任命、国際的にも活躍中。